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雪の日の現場作業で大切なポイント:戸建外壁塗装工事の足場施工 in 角田市

こんにちは元気もりもり片瀬です。

以前のブログで雪と路面凍結の世間話をしました。今回はその話題に関連した現場の職長さんから聞いた、宮城県角田市で行った戸建の外壁塗装工事用足場の組立についてご紹介したいと思います。

この現場では職長さんを含めた3名の作業員で対応となりましたが、なんと雪が降るなかでの作業ということでした。雪が降る日は足元が悪く、転倒や滑落などのリスクが高まるため、いつも以上に慎重な注意が必要となります。そこで、雪の日の現場作業におけるポイントや気を付けるべき点を織り交ぜながら、当日の流れをご紹介します。

 

現場状況と作業内容
今回の現場は、戸建の外壁塗装工事に先立って足場を組む必要がある現場でした。積雪量こそ多くはなかったそうですが、朝方は気温が低く、道路や敷地内が凍結している状態ということでした。角田市は日中でも気温があまり上がらない日が多いため、雪が解け切らずに残りやすく、外での作業では警戒が必要です。職長さんは、現場スタッフ全員に周知する内容を細かく整理し、まずは雪道での移動から注意喚起を行ったそうです。現場に到着してからは、敷地内の雪を可能な限り除雪し、通路を確保することが最初の作業となりました。

 

雪の日に気を付けるポイント
■足元の安全確保
雪道や凍結した路面は滑りやすいため、安全靴だけでなく、滑り止めの付いたスパイクやチェーン付きの靴を準備するもしくは滑り止めスプレーで対応するなどの対策を行いました。作業を始める前にしっかりと敷地を巡回し、どこが滑りやすいかを把握した上で「ここは滑るぞ」というように声を掛け合ったとのことです。

 

■資材運搬の際の確認
雪の日は視界が悪くなることもあります。資材を運ぶ際は周囲の交通や敷地内の障害物に十分気を付け、必要に応じて声掛けや誘導をするよう心掛けました。また、濡れた資材は地面に置いておくと底面が凍り付くこともあるため、ブルーシートや木材を敷いておき直接雪の上に置かないように工夫をしておりました。

 

■足場の組立・解体作業時の注意
足場を組む際、特に注意しなければならないのが滑落防止です。普段からも安全帯やヘルメットの着用は必須ですが、雪の日はさらに慎重を期します。足場材が濡れた状態だと非常に滑りやすいので足場板や布板などは雪をしっかりと落としてから設置する必要があります。高所作業では雪が舞い込んで視界が不安定になることもあるため、こまめに周囲を確認しながら慎重に行動します。「あと一歩で届くから…」などの焦りは禁物です。仲間同士で声を掛け合いながら着実に進めました。

 

■防寒対策と体調管理
雪の日の屋外作業では身体が冷えきってしまわないようにすることが非常に大切です。身体が冷えると思わぬケガをしやすくなりますし、集中力も低下します。休憩所には温かい飲み物を用意しこまめに水分補給と休憩を取るようにしました。また、指先やつま先が冷えて感覚が鈍ってくると危険ですので、防寒グッズや防寒着をしっかり準備し、作業の合間に手袋や靴下の状態をチェックしています。

 

■こまめな除雪と定期的な点検
作業を進めていくうちに雪が降り続く場合、足場や敷地内に雪が積もります。そこで、定期的に足場や作業場所に積もった雪をはらい落とし、足元や通路を再度確保することが欠かせません。足場の金具や緊結部が凍りつき始めると外れにくくなることもありますので時々点検を行い、トルクの確認や緩みがないかチェックを実施します。
宮城県よりもっと雪深い所はご自宅で雪かき、会社でも雪かき、現場でも雪かきでてんてこ舞いではないでしょうか。

 

■当日の作業の流れ朝は8時に集合し安全祈願とともに作業内容の打ち合わせを行いました。雪が残る敷地内を歩きながら、危険箇所や資材の搬入ルートの確認を実施。その後、資材を下ろす場所を決め、ブルーシートを敷いて荷降ろしを開始しました。資材の運搬では職長さんともう一名がトラックからの荷降ろしを担当し、残りの一名が敷地内での運搬を担当するという形をとりました。荷物を持っているときは普段以上に足元の注意が必要です。「滑りそうになったら無理して進まず、一度立ち止まる」という声掛けを徹底し、焦らずに確実なステップを踏んで進めました。足場の組立作業では、まず柱材を設置し、そこに枠をはめ込みながら高さを合わせていきました。雪が付いた部材はあらかじめ除雪し、布板にうっすら残る雪もタオルやブラシで拭き取るようにしました。特に、足場の継ぎ手や手すり部分の凍結は注意が必要で、微妙な段差でスリップする可能性があるため常に気を配りました。高所での作業中は、強風で雪が舞うと視界が遮られることもあるので、無理をしないよう声掛けを忘れず行いました。どうしても雪が強くなった場合は一時作業を中断し、天候が落ち着いてから再開するようにしています。その際は、休憩所で体を温めたり、熱いお茶を飲んだりして集中力を取り戻すようにしました。

 

■作業を終えて
夕方までかかりましたが、怪我もなく無事に足場を組み終えることができました。雪が降るなかの外仕事は、普段の作業以上に気を遣うことが多く、体力的にも負担が大きいです。しかし、きちんと対策を講じていれば着実に進めることができます。今回の雪の日の作業で改めて感じたのは「チームワーク」の大切さです。3名という限られた人数でしたが声を掛け合い、役割分担を徹底することでスムーズかつ安全に作業を終えることができました。また、現場周辺のご近所さまにも配慮し、不要な騒音や雪の飛散がないよう心掛けることも忘れてはいけません。雪の日の現場作業は危険と隣り合わせではありますが、その分、しっかりと準備と注意を行えば安全に作業を完了できます。今後も天候に合わせた臨機応変な対応と作業員同士のコミュニケーションを大切にしながら、無事故・無災害で仕事を進めてまいります。皆さんも雪の日にご自宅で屋外作業をされる際は十分に気を付けてくださいね。

 

 

それでは、また次回のブログでお会いしましょう。
今後も株式会社BIGTOWNの現場日誌をどうぞよろしくお願いいたします。

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