鳶職人と足場職人

こんにちは！

元気もりもり片瀬です。

花粉症に負けずに頑張っています！

「鳶職」と「足場職人」の違いについてご紹介します。

同じように見えがちなこの二つのお仕事ですが、実は担当する現場や作業の内容が少し異なるんです。「建設現場でよく見るニッカポッカを履いているのがとび職じゃないの？」と思う方も多いかもしれませんが、足場職人も同じような作業着を着用することがあります。ではどこに違いがあると思いますか？

まずは、鳶職は建設現場で高所作業を専門とする職人を指します。具体的には、足場の組み立てや鉄骨の骨組み、重量物の運搬や据付など、高所作業に関わる幅広い業務を担当しています。そのため、作業の種類によって「足場鳶」「鉄骨鳶」「重量鳶」などに分類されることもあります。

一方、足場職人というのは、主に一般住宅や戸建のリフォーム現場などで足場を組む専門職人のことを指すことが多いです。大規模な高層建築、一戸建ての屋根や外壁の工事、あるいは店舗の改装現場などで足場を組み立て、安全かつ効率よく作業が進むようサポートする仕事です。「足場鳶」という呼ばれ方もあるように、とび職と足場職人は実際は近い関係でもあります。

『足場職人（足場鳶）との関係』
「鳶職人＝足場職人」というわけではありませんが、実際には“鳶職”という枠の中で、足場作業も大切な高所作業のひとつとなっています。一般的には「鳶＝足場を組む人」というイメージを持たれている方も多いですが、鳶職には多様な作業内容があり、足場職人はその一部とも言える存在です。とはいえ、足場鳶（足場職人）が建設現場で担う役割が大きいため、鳶職と足場職人を同じように捉えている人が多いのも間違いではありません。

足場が必要になる理由は、作業員が高所で安全に動き回れるようにするためと効率良く工事を進めるためです。外壁塗装や屋根修理をする際、はしごだけでは危険なうえに作業効率も悪いので、しっかりとした足場が欠かせません。足場職人は現場の状態をチェックし、使用する資材や設置方法を法令や安全基準に沿って決定。解体するときも周囲に迷惑をかけないように丁寧に進めます。つまり体力だけでなく、現場の状況や法律、安全性を総合的に考えながら作業を行うわけです。

では、とび職と足場職人を見分けるにはどうしたらいいのでしょう？建設現場で高層ビルやマンションの上にいて「ニッカポッカ」を履いていればとび職、戸建住宅など比較的低い現場で足場を組んでいる人がいれば足場職人、というざっくりした分け方がひとつの目安になります。ただし実際には兼任している人も多く、両方のスキルを身につけた職人さんも少なくありません。

どちらの職業も外から見ると同じように感じるかもしれませんが、作業内容や担当現場の規模で違いがあり、高所での作業には豊富な知識と高い安全意識が必要です。しかも効率的に工事を進めるためのチームワークも求められ、まさに「縁の下の力持ち」のお仕事です。

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